子どもがいると、週末のお出かけにお金がかかる。遊園地、映画、ショッピングモール。気づいたら1回のお出かけで数千円が飛んでいく。借金返済中のわが家では、そこを思い切って見直した。
今は週末のレジャー費がほぼゼロだ。特別なことはしていない。図書館と公園、そして無料の公共施設。それだけで子どもは十分楽しんでいるし、親のわたしも出費を気にせず過ごせている。
週1回、土曜日の午前中に図書館へ
わが家では毎週土曜日の午前中に図書館へ行くのが習慣になっている。午前中は人が少なくて、子どもが走り回ったり騒いだりするリスクも低い。ゆっくり本を選べるし、わたし自身も落ち着いて過ごせる時間帯だ。
借りるのは本だけだ。雑誌は読みたいものがあればネットで検索すれば大体出てくるし、わざわざ図書館で借りなくても困らない。本に絞って活用することで、選ぶ時間も短くなって効率よく使えている。
本を買う頻度は、図書館を使い始めてから大幅に減った。以前は月に数千円分の本を購入していたけど、今は数か月に一度、図書館で読んで「これは手元に置きたい」と思った本だけを購入するようにしている。それだけで年間で見るとかなりの節約になっている。図書館代はゼロなのに、読む量は以前より増えた。これほどコスパのいい習慣はないと思っている。
息子のお気に入りは「ナウシカ」——争奪戦になることも
子どもと一緒に図書館へ行くと、息子は本を選ぶのを楽しみにしている。その中でも一番のお気に入りが、「風の谷のナウシカ」の絵本だ。
一度借りてから完全にはまってしまって、返しては借りて、返しては借りてを繰り返している。ところが人気があるらしく、しばらく別の人に借りられていて取れないこともある。そういうときは、他のジブリや映画の絵本を1冊選んで借りるようにしている。息子も「今日はナウシカいなかった」と残念そうにしながらも、別の本を手に取って満足している。
DVDも図書館で借りられるのだが、息子は館内でじっとしていられないタイプで、DVDを借りようとすると周りが気になってすぐ別の本を探しに行ってしまう。DVDは早々に諦めて、映像作品は家でAmazonプライムを活用している。図書館で本、家でプライムビデオ。この組み合わせが今のわが家にはちょうどいい。
公園はお金がかからない最強のレジャー施設
図書館の次によく行くのが公園だ。近所にある公園は小さくて滑り台しかなく、ほとんど人がいない。逆にそれがいい。人目を気にせず、思い切りボール遊びやサッカーの練習ができる。
最近は自転車に乗れるようになったので、サイクリングも定番のお出かけになった。近所をぐるっと回るだけのつもりが、息子が「もっと行く!」と言い出して、気づいたら片道40分の場所まで行ったこともある。帰り道、息子はまだまだ元気でにこにこしていたのに、わたしは疲労困憊でぐったりしていた。子どもの体力には毎回驚かされる。
自転車の練習をしていた頃は、交通公園にもよく行っていた。道路に飛び出してしまう心配なく練習できるし、信号や標識も本物に近い形で設置されているので、交通ルールも自然に学べる。入場無料で一日遊べるので、コスパ最強のお出かけスポットだった。今でもたまに行くと、息子は「懐かしい!」と言いながら元気よく走り回っている。
おやつも持参——外食・買い食いをなくす
お出かけのたびに外でおやつや飲み物を買っていると、それだけで数百円かかる。わが家では外出時のおやつも家から持参するようにした。おにぎりや小さなおかし、水筒にお茶を入れて出発する。
「外でしか買えない特別なもの」に価値があるわけじゃない、と気づいてからは楽になった。公園のベンチで家から持ってきたおにぎりを食べるのも、息子にとっては「ピクニック」みたいで楽しいらしい。飲み物代・おやつ代を合わせると、以前は外出のたびに500円前後かかっていた。それがゼロになっただけで、月の外出費はかなり変わる。
旦那が仕事の週末は、無料施設巡りをする
週末に旦那が仕事で家にいない日は、子どもと2人でお出かけする。そういう日は特に、お金をかけずに楽しめる場所を選ぶようにしている。
市の公共施設は無料や格安で使えるものが意外と多い。図書館はもちろん、児童館や子育て支援センター、市のイベントなど。事前に調べておくと、週末のお出かけ候補がいくつも見つかる。わが家では「今週の無料施設はどこにしようか」と事前にチェックするのが習慣になっている。Googleで「市名 無料 子ども 施設」と検索するだけで、知らなかった場所がいくつも出てくる。地域に意外と多くの無料スポットがある。
お金をかけないお出かけは、最初は「つまらないかな」と思っていた。でも子どもは案外、場所よりも「一緒にいる時間」を楽しんでいる。図書館で本を選んで、公園でボールを蹴って、帰りに家でおやつを食べる。それだけで息子は「今日楽しかった!」と言ってくれる。
実際、月のレジャー費はいくら変わった?
以前のわが家の週末出費を思い返してみると、遊園地や映画は月1回でも3,000〜5,000円。ショッピングモールでは「ちょっとフードコートで食べよう」「ゲームコーナーも行こうか」とあれよあれよと出費が増え、1回2,000〜3,000円かかっていた。飲み物や買い食いを含めると、週末のレジャー費だけで月1万円近くなっていた月もあった。
それが今はほぼゼロだ。図書館は無料、公園も無料、持参したおやつと水筒で飲み物代もゼロ。年間で換算すると10万円以上の差が出る計算になる。借金返済中のわが家にとって、この節約効果は本当に大きい。しかも節約している実感はほとんどなく、むしろ子どもとゆっくり過ごせる時間が増えた気さえしている。お金をかけないことで、逆に余裕が生まれた感覚がある。これが無料レジャーの本当の強みだと思う。
レジャー費を節約しながら子どもの体験を豊かにするコツ
お金をかけずに子どもと充実した時間を過ごすために、意識していることがある。
まず「子どもが主役」になれる場所を選ぶこと。大型施設に行くと親が「元を取らなきゃ」と焦ってしまうことがあるが、公園や図書館では子どもが自分のペースで動ける。親もゆったりした気持ちで過ごせるので、結果的に楽しい時間になる。
次に「行き先を固定しすぎない」こと。毎週同じ公園でも、季節によって草花が変わったり、虫を見つけたり、子どもは同じ場所でも新しい発見をする。「また同じ場所か」と親が思っても、子どもにとっては毎回違う体験になっていることが多い。
レジャー費を減らしても、子どもの笑顔は減らない
借金返済中で、レジャーにお金をかける余裕はない。でも「お金がないから子どもをどこにも連れて行けない」とは思っていない。
図書館・公園・無料施設。この3つをうまく組み合わせれば、週末のレジャー費はほぼゼロにできる。子どもが笑顔でいてくれれば、それで十分だとわたしは思っている。レジャー費を削ることに罪悪感を感じていた方がいれば、ぜひ一度近くの図書館に行ってみてほしい。お金をかけなくても、子どもと楽しい時間は作れる。それを実感できると思う。一緒に過ごす時間そのものが、子どもにとって何より大切な体験になる。その気づきを得てから、お出かけがより豊かに感じられるようになった。かかるお金が少ない分、気持ちの余裕も生まれる。
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