外出するたびに、なんとなくコンビニに寄っていた。飲み物を1本、ついでにお菓子、おなかが空いたからおにぎりかパン、揚げ物コーナーをちらっと見てからあげくん。気づいたら毎回500〜1,000円近く使っていた。
夫が休みの日はほぼ外出していたので、毎週末コンビニに寄るのがわが家の習慣になっていた。月に換算すると、それだけで軽く1万円を超えていたと思う。それをやめたのは、夫が廃業したタイミングだ。節約しなければという気持ちになって、まず目についたのがコンビニへの出費だった。「これ、やめられるんじゃないか」と思ったのが始まりだった。
コンビニを完全にやめると決めたわけじゃない。「必要なとき以外は入らない」と決めただけだ。それだけで、気づいたら自然とコンビニに寄ることがなくなっていた。
① 飲み物は水筒持参、それだけで大きく変わった
コンビニで一番よく買っていたのが飲み物だ。ペットボトルのお茶やジュースを毎回1本買うと150〜180円。家族で外出すれば2本、3本と増えていく。
やめてからは、水筒を持って出かけるようにした。家でお茶を作って持参するだけ。飲み物代はゼロだ。外出先でどうしても買いたいときは、コンビニではなくドラッグストアやスーパーで購入する。同じペットボトルでも100円以下で買えることが多く、コンビニより50〜80円安い。毎週末の外出が月4〜5回あったとすると、飲み物だけで月に1,500〜2,000円は浮く計算になる。
水筒を持ち歩くようになって最初は「荷物が増えて面倒」と思ったけど、慣れてしまえば何でもない。子ども用の水筒と大人用の水筒、2本持って出かけるのが今では当たり前になった。「水筒がない」と感じると、逆に何か忘れ物をした気分になるくらいだ。
② おにぎりは持参、パンはドラッグストアで
コンビニのおにぎりは1個150〜200円する。家族で外出すると「おなかすいた」は毎回のことで、コンビニに入れば2〜3個とパンを買って500円以上になる。
今は外出前に家でおにぎりを作っていく。お米を炊いてふりかけで握るだけで、1個あたり数十円。コンビニで買う値段の5分の1以下だ。どうしても外で買いたいときは、ドラッグストアを活用している。コンビニで200円前後するパンが、ドラッグストアでは100円以下で買えることも多い。同じ商品でも買う場所を変えるだけで、値段がずいぶん違う。
おにぎりを握って持参するのが習慣になってからは、息子が外で「お腹すいた」と言い出してもあわてなくて済むようになった。カバンから取り出してすぐ渡せるし、コンビニを探して急ぐ必要もない。外出の準備は少し増えたけど、現地でのストレスが減った分、お出かけ全体が楽になった気がする。
③ からあげくんだけは、たまに買ってあげる
コンビニをやめて困ったことは、ほとんどなかった。ただ一つ、息子が「からあげくんが食べたい!」と言い出すことだけは少し困った。おにぎりを持参しているから食事の心配はないけど、「からあげくん」は子どもにとって特別なものらしい。毎回我慢させるのもかわいそうなので、おにぎりを持参している分、からあげくんだけは買ってあげることにした。
全部やめるのではなく、「食事はコンビニで買わない、特別なものだけOK」というルールにした。完璧にやめようとすると続かないし、家族みんなが我慢ばかりでは長続きしない。少しの余白を持たせながら続けていくのが、わが家のやり方だ。からあげくんの代金は小さな予算として組み込んでいる。それがあるから、他の出費をしっかり守れる気がしている。
④ コンビニの代わりに使う3つの場所
コンビニをやめてから、買い物の場所が変わった。今メインで使っているのはこの3つだ。
ドラッグストア:飲み物・パン・日用品がコンビニより安い。外出先でちょっとしたものを買いたいときに便利だ。スーパー:食材をまとめ買いするときのメイン。特売品をうまく活用する。業務スーパー:大容量でコスパが高いものをまとめ買いするときに使う。
「なんとなく寄る場所」がコンビニからスーパーやドラッグストアに変わっただけで、食費・飲み物代・日用品費まとめて節約できるようになった。コンビニは便利だけど、その「便利さ」にお金を払っていたと今は思う。ドラッグストアはコンビニと同じくらい身近なのに、値段はずっと安い。習慣を変えるだけで、お金の流れが変わる。
⑤ 出かける前の「3点セット」を用意するだけ
コンビニをやめるのに、強い意志は必要なかった。出かける前にこの3つを準備するだけで、自然とコンビニに寄る理由がなくなった。
水筒(お茶を入れておく)・おにぎり(ふりかけで握るだけ)・小分けのお菓子(家で買ったものを持参)。この3点があれば、外出中に「お腹すいた」「のど渇いた」となってもコンビニに駆け込まなくて済む。準備に5〜10分かかるけど、その5分で数百円が節約できると思えば安いものだ。
最初の頃は「面倒くさいな」と思うこともあった。でも繰り返すうちに手順が身について、今は何も考えなくても準備できる。外出前の準備が当たり前になると、逆にコンビニで「なんとなく買う」という行動が不思議に思えてくる。習慣とはそういうものだ。
コンビニをやめてみて感じた意外な変化
コンビニをやめてから、意外な変化があった。外出先で「何か食べたい」「何か飲みたい」と思う衝動が減ったことだ。
以前は「コンビニがあるから寄っていこう」という発想だった。でも今は「準備してきたものがある」という安心感から、「わざわざ何かを買う必要はない」という気持ちになっている。節約しようと我慢しているわけじゃなく、「買わなくて済む」という自然な感覚になってきた。
お金の使い方が変わると、思考の使い方も変わってくる。「これ買おうかな」という衝動をコントロールできるようになると、他の場面でも無駄な出費が減っていく。コンビニをやめることが、家計全体を見直すきっかけになったとも感じている。
コンビニをやめる前とやめた後、何が変わったか
やめる前のわが家は、週末の外出のたびにコンビニに寄るのが当たり前だった。飲み物2本、おにぎり2個、スナック菓子1袋、からあげくん。これだけで軽く1,000円を超えていた。月に4〜5回の外出で、コンビニだけで4,000〜5,000円。それにプラスして平日の立ち寄りや夫の仕事帰りの購入もあったから、合計すると月1万円近くになっていたと思う。
やめた後は、外出前の準備が10分増えた代わりに、外出中の出費がほぼゼロになった。水筒のお茶代はタダ同然で、おにぎりも1個数十円。からあげくんだけは買っているけど、それだけになった。外出のたびにお金を使っていたあの感覚が、すっかりなくなった。財布を出す回数が減ると、使っているお金のことをあまり考えなくて済むようになる。それがまた、気持ちを楽にしてくれている。
月1万円の節約は、年間12万円になる
月1万円の節約は、1年続けると12万円になる。借金返済中のわが家にとって、12万円は大きい。特別なことをしたわけじゃない。水筒を持ち歩いて、おにぎりを作って、買う場所をコンビニからドラッグストアに変えただけだ。
コンビニ出費が気になっている方は、まず水筒を持ち歩くことだけ始めてみてほしい。それだけでも、毎月の出費がじわじわ変わってくるはずだ。小さな一歩が、大きな節約につながっていく。借金返済中の方でも、生活の質を落とさずに節約できる。それを実感できると思う。
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